ニュージーランドの怪獣

 

 

 

 

激しい雨が上がりました。

 

 

 

 


 

 

3年ぶりのニュージーランド。

 

何もかもが新鮮です。

 

 

 

 

 

 

 

 

最初に感動したのは

 

雲の白さ。

 

 

雲ってこんなに白かったんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、

 

ドラマチックに変わる

 

空模様。

 

 

 

 

 



 

 

 

晴れていたと思ったら、

 

 

 

 


 

 

 

 

急に雲って雨が降り、

 

その雨にまた光がさして

キラキラひかる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4seasons in one day.

 

ニュージーランドでは

よく耳にする言葉。

 

確かに1日に四季があるのを感じます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

水道をひねれば水が出る

日本での生活から急転。

 

 

 

 

 

 

 

 

雨水を大きなタンクに溜めて、

 

その日に使う水を

小さなタンクに移し替えて使う

 

毎日が帰ってきました。

 

 

 

 

 

 

 

植物たちは、

 

水か光か

一度にどちかしかもらえないと

 

 

前にここに書きましたが

 

 

 

 

 

 

まさに、今、

自分がその状態で暮らしています。

 

 

 

太陽の光で電気を得ている生活なので、

晴れないと困る。

 

 

 

 

 

 

でも、雨が降らないと

タンクの水がなくなる。

 

 

日本にいるより

毎日の天気がとても気になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

3年分、降り積もった

 

ホコリと虫たち😉をはらって

 

 

 

 

 

 

 

 

家中のものを

 

洗って、

 

掃除して、

 

 

再びここで生活をするための準備に

時間がかかります。

 

 

 

 

 

 

外回りがさらに大変。

 

立派なハチの巣があちこちに!!

 

 

 

 

 

 

私の留守を守ってくれてたんだな~と、

 

ブンブン飛び回るハチたちを見ながら

途方に暮れます。

 

 

 

 

 

 

毒性の生き物がいない

ニュージーランドで

 

唯一、怖がられている

ワスプというスズメバチ科のハチ。

 

攻撃性が強いらしいですが、

うちのハチたちは優しいタイプのようで🐝

攻撃はしてきません。

 

 

ただ、朝はハチたちのうなるような音で

目が覚めます😅

 

 

 

 

 

 

 

そして、

ジャングル化している

雑草たち。

 

一括りに雑草というのは

植物に失礼だと

 

常々、思ってはいるものの、

 

 

 

 

 

 

こう大群でわさわさ茂っていると、

 

全部がこっちに向かって攻めてくる

怪獣のように見えます。

 

 

 

 

 

 

特に、ゴースという名前の

トゲトゲの植物が

 

まるでゴーストのように

 

ニョキニョキそこら中に手を伸ばしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

菜の花のような黄色の花が綺麗なので

気を許して近寄ると

 

 

 

 

 

大袈裟ではなく、

 

血まみれになります💦

 

 

 

 

 

 

その昔、

 

ニュージーランドに入植した

ヨーロッパ人が

 

垣根を作るために

持ち込んだ植物らしいのですが

 

 

 

 

 

 

まさに金網より強い防御力で

 

誰をも寄せ付けません。

 

 

 

 

 

 

その自然の防護柵と格闘しながら、

 

何年もかけて植えた果実の木々を

発見していきます。

 

 

 

 

 

 

草に埋もれながらも

 

レモンの実がいくつもなっていました。

 

 

 

 

 

 

フィジョアという木に

実がついたのを見るのは

初めてで、

 

嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

膝丈ぐらいだったヘイゼルナッツが

 

私の身長などはるかに超える

大木になっています。

 

 

 

 

 

 

ビワの木も、

 

種から育った割には

大きくて

葉っぱがフサフサです。

 

 

 

 

 

 

 

その横の梅の木も元気で、

 

今はこちらは秋なので

葉っぱが色づいています。

 

 

 

 

 

 

名前のわからない

ミステリアスな果物。

 

なんだろう。

 

 

 

 

 

 

あと、ナシに洋梨、

アップル、ピーチなどもあるはずなのですが、

 

まだ見つけ出せていません。

 

 

 

 

 

 

草を刈り、

(刈るというより切り倒す😅)

 

怪獣の手から

ヒロインの木々たちを救い出した

ヒーロー気分で

 

半分になったジャングルを見ながら

思いました。

 

 

 

 

 

 

あれ?

どっちが怪獣だろう?

 

 

水分たっぷりに湿っていた

緑色のジャングルが

 

 

 

 

 

 

刈られたゴースの残骸が横たわる

茶色の乾いた大地に変わっています。

 

 

 

 

 

 

もしかすると

 

ゴースこそが、

 

人間という怪獣から

植物たちを守っていた

ヒーローだったのかもしれない。

 

 

 

 

 

ニュージーランドでの新しい日々が

こうして始まりました。

 

 

 

🌱 🌱 🌱 🌱 🌱 🌱 🌱 🌱 🌱 🌱

 

 

 

今日はKISANA LINESの10歳のお誕生日♫

 

 

 

ここまで見守ってくださったみなさん、

 

支えてくれた仲間たち、

 

 

 

素晴らしい瞬間を

カメラを通して

シェアしてくれた

 

 

宇宙のすべてのものに

 

 

感謝を込めて。

 

 

 

 

 

文 :KISANA LINES 映像作家

 

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